西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

  ヨシ博物館とは? 
第177回

継続は力<その4>

2007年5月17日 菱川貞義

 ヨシ原はおもしろい。毎年のヨシ刈りも楽しみですが、いつ来てみても、四季の変化の凄さと美しさにはおどろかされます。 ヨシがもっと生活に活用されて、昔のように身近になって、ヨシ原の美しい風景もどこでも当たり前のように見られるようになれば、と願っています。

 それにしても気になるのは、ヨシ博物館です。何らかの形でヨシに関係している展示物の数々も圧巻ですが、展示し切れていない貴重な資料もたくさんあるといいます。ヨシ博物館長のヨシ博士をサポートしてきた初代副館長の尾崎さんが退館したあと、ヨシ博物館はどうなっているのでしょうか。

ヨシ博士

(西川さん)
  尾崎君は優秀だった。彼が館長で、ぼくが副館長のようなものだった。それに、宮角君たちもいっしょにやってくれていた。そのあと、大橋さんが来てくれていたが、彦根の市役所に勤めることになった。

  しかし、いまも県立大の学生が何人かヨシ博物館にかかわってくれている。どうやら、副館長あるいは副館長候補が次々と県立大からやってくるのが伝統になってきたようだ。

 ちょっと、一安心ですね。

(西川さん)
 ヨシ博物館もとても賑わってきて、最初は「ヨシ文化談話会」というのを定期的に設けて人が集まっていたが、いまは毎日がそんな感じで人がたくさん集まってくるようになった。 ヨシに関心をもつ人もとても増えてきた。

ヨシ博物館

 まずは、「ヨシに関心をもつ人」がいっぱい増えることが大切ですものね。ヨシ博士に会いたいとか、ヨシ博物館を手伝ってみたい、という方はぜひ連絡をお待ちしています。もちろん、「まずはヨシ博物館を観たい」という方も一度ぜひお越しください。

(つづく)