西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第122回

ついにヨシ舟が大阪天満橋に!

2005年1月13日 菱川貞義
 時は10月30日土曜日、場所は大阪天満橋。雨がふったりやんだりするなか、朝はやくから人の賑わう音が川面に響いています。
 水上には特設会場が設けられ、公園内には御堂筋パレードで大活躍したヨシ舟が人目を引いています。

 水上会場では、いろんなイベントも催されていて、いまちょうど、独自にヨシ笛を開発され演奏活動を長年続けておられる菊井さんと近藤さんのヨシ笛ミニコンサートがはじまっています。

 まもなくここ「秋の舟運まつり」会場にヨシ舟が到着することになっています。

 たくさんの市場も立っています。東近江水環境自治協議会のテントでは、西川嘉右衛門商店のヨシ商品とともに、安土町商工会よりきりの会で現在開発中のヨシ茶やヨシちまき、ヨシだんご、ヨシゼリー、ヨシパンなども展示していました。

 ヨシ茶は、ほんとうに、もうほとんど完成していて、この日は来場者のみなさんに試飲をしていただき、200名以上の方に、ヨシ茶についてアンケートにも答えてもらっていました。

 だれもが、まず驚いたのは、「ヨシ茶は意外にすごくおいしい」ということでした。

 「意外に」は余計なのですが、それだけ、だれも「ヨシが食べたり飲んだりできる植物」だなんて思っていなかったようです。

 ヨシ茶のきれいな色も大好評でした。でも、このヨシ茶には一切の添加物などは加えていないそうです。

 そうこうしているうちに、先頭の船が会場に入ってきました。うしろからやってきた小さな舟がヨシ舟です。

 からだは小さいですが、存在感たっぷりのかっこよさです。みなさんも乗ってみたいでしょう?それにしても、よく考えてみたら、ぼくもまだヨシ舟に乗ったことがないんです。次の機会はぜひ乗せてください。

 もうすぐ、西の湖に来られた方がだれでも、ヨシ舟に乗ったり、ヨシ茶を飲んだり、ヨシちまきを食べたりできるようになるんでしょうね。

(つづく)