西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第124回

ふるさとふれあい秋まつり<その2>

2005年2月10日 菱川貞義

 地元、安土でもヨシ茶は大好評でした。みんながまず驚くのは、きれいに澄んだ緑色です。その色を楽しんだあと、一口飲んで発した声は、ここでも「意外においしい!」でした。

「ヨシ茶が飲めるなんて知らなかった」
「ヨシには思えないぐらいおいしかった」
「ヨシのよい香りがする」
「意外と飲みやすい」

 地元ですらこのような反応ですから、どうやら、ヨシが食べられる草であることは、ほとんど全国の人が知らないと思われます。

 このお祭りでは、さらに、京都嵯峨芸術大学生のヨシプロジェクトが開発した、ヨシ商品用のマークやロゴやキャラクター案にかんするアンケートも実施していました。

 「どのデザインが好みか?」というアンケートに答えた方は200名にも達しましたが、だれもが真剣に選んでいるのが印象的でした。

 やがて祭りが終わり、後片づけをしているときにヨシ舟越しに見た夕日も、とても印象的でした。

(つづく)