西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

  ヨシ博物館とは? 
第185回

「エコによしスタイル」研究会がはじまります

2008年9月25日 菱川貞義
 西の湖のまわりで、ヨシの新しい動きが誕生しました。

 経済産業省の環境コミュニティビジネスモデル事業(よし茶、よしジェラートなど)から誕生した、株式会社豊葦原会が中心になり、多様な利害関係者(NPO、企業、大学、自治体、行政等)と共同研究を行なうことになりました。

 この「エコによしスタイル」研究会は、社会全体でのコミュニケーションと合意を必要とする、環境コミュニティビジネスの発展、企業のCO2 削減、地域住民のエコライフ推進などについて、それぞれが単体ではなく、地域が抱える共通の課題として密接に連携しながら事業を推進していくことを可能とする、道具や仕組みについての研究を、多様な立場と地域の方々の協働で行なっていきます。

 たとえば、次のような課題に挑戦していきます。
●琵琶湖・ヨシを環境のシンボルとして、多様な立場と地域の方々とのつながりを考える
●みんながいっしょにつながるために合意できる利益をどうつくるか
●川遊びとヨシ刈りと省エネ運転をいっしょに評価できるか
●みんなでいっしょに一歩を踏みだすしくみづくり
●企業のブランディング・販促と地域社会貢献をいっしょに考える

 研究会の目的は、
「琵琶湖・淀川流域において、CO2削減課題解決から、生態系保全、持続可能社会、共生型社会を実現するモデル社会を構築し、その技術を全国に移転できるようマニュアル化する。」

 また、研究会のテーマは、
「地域のみんなが一体となって、あかるく、たのしく、おもしろく、つながる“環境と経済の共生”」
です。

 次回より、さらに詳しく紹介していきます。

(つづく)