第104回

2004年5月6日 菱川貞義

ちょっぴりかなしい風景

●観光船

 竹生島を何度か見るたびに、いつか上陸してみたいと思っていて、3月に彦根港から観光船で行ってみました。彦根港はちょっぴりさみしくて、乗船を待っているあいだに、「人はどうして観光をするんだろう?」「人が観光したいから観光船があるのか、観光船があるから人が観光したくなるのか?」などと考えこんでいました。

 「でも、基本は、人が観光したいから観光船などいろいろな観光ビジネスがはじまったはずだし、いまは観光以外のさまざまな分野でも逆のビジネスが多すぎるから、くらしがおかしくなってきたのだろうな」と頭をめぐらしているうちに、ふと頭上をみると、そんな悩みを超越したようなおもしろい看板を発見しました。


「うれしい風景・かなしい風景」はみんなでつくっていきたいと思っています
よかったら、どしどし絵や写真や文章を送ってください
いろんな「うれしい風景」と「かなしい風景」を
見て、聞いて、読んで、そして自分をみつめてみよう
いのちをみつめてみよう