西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第131回

桜とヨシも相性よし

2005年5月19日 菱川貞義

 4月17日の日曜日、安土の丹波邸にオドロキの人物が来ている、という情報を入手したので夕方に出かけました。2月11日のヨシ刈りからヨシ原がどんなふうに変わっているかも興味があり、丹波邸に向かう前に、ヨシ博物館のある円山に寄ってみました。

 もう日が暮れる寸前でしたが、なんと桜が見事に咲き誇っていました。京都市内の桜は軒並み散ってしまっていましたが、円山の桜はまだまだ満開といった感じです。

 ヨシ原のなかをのぞくと、ヨシの新芽がいっぱい顔を出していました。竹の子のようにおいしいヨシの子を食べたことのあるぼくは、思わず「おいしそう」とつぶやいてしまいました。

 丸立てもたくさんありました。丸立てを背景にした桜も絵になりますね。

 ヨシ博物館も絵になってます。ヨシ博士はすでに丹波邸におられるようです。

 ヨシ原には桜がとてもよいアクセントになっています。何やらヨシ原の品がよくなったような気もします。

 円山をあとにして西の湖の「ヨシの二期作」実験ほ場に着いたときには、ほとんど日が落ちましたが、空は桜色に染まりあがっていました。

(つづく)