西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

  ヨシ博物館とは? 
第166回

「おもしろエコびと」に会いたい!<その1>

2006年10月19日 菱川貞義

 8月22日、ヨシ博物館に珍客(?)が現れました。明星大学人文学部の天野教授です。

 天野先生はコミュニティ・ネットワークを研究されていて、東京から来た目的は、なんと、びわこ市民研究所の取材なんだそうです。

おもしろエコびと

おもしろエコびと  とくに天野先生は「おもしろエコびと」に関心があり、「ぜひ、お会いしたい」という一心で滋賀県に来られたのです。それなら、まず一番最初は「おもしろエコびと」第1号のヨシ博士に会っていただかなくては、ということになったのでした。

おもしろエコびと

おもしろエコびと
 ヨシ博物館には、同じく「おもしろエコびと」の奥田さんも来ておられました。

 さらに、「天野先生にお会いしたい」と、滋賀県立大でびわこ市民研究所を研究して論文を作成した望月さんと木村さんも集結して、ネットワークやまちづくり談議が展開されました。

 まず、天野先生は直感で、「市民研は情報のネットワークではなくて、人のネットワーク。目的はまちづくりですね」と切り出されました。

 “人のネットワーク”といえば、ヨシ博物館があるこの辺りのまちはどんな具合なのでしょうか。

おもしろエコびと

(西川さん)
 ここは「円山」という集落で、江戸時代から約80軒がそのまま続いている。よそ者はほとんど入っていなくて、まとまりやすい。

 そして、この辺りが重要文化的景観第1号に制定されたのです。まだ第2号はありません。この自然のなかで、生業のために人間がやってきたことが、たまたま、とてもよい景観になった、ということです。
 

 

(つづく)