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西川嘉廣さん 西川嘉右衛門商店会長 |
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ヨシ博物館とは?![]() |
第173回 | 西の湖にふさわしい景色の育て方 |
2007年2月1日 菱川貞義 |
今年で5回を数える、「2006ヨシと環境フォーラム」が、12月17日(日)に安土文芸セミナリオにおいて開催(主宰/西の湖保全自治連絡協議会、協力/東近江水環境自治協議会)されました。 |
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奥田さんもはやくから会場の前におられました。まったく、奥田さんは熱心な方です。そのエネルギーはどこから湧いているのでしょうか。 |
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パイプオルガンによるオープニングのあと、「西の湖保全自治連絡協議会の報告」が事務局長の丹波道明さんよりありました。 豊葦原の瑞穂の国という、日本の原風景をとどめる西の湖のヨシ原を大切に守り保全するために、昨年は、西の湖美術館構想が策定されました。くわしくは「西の湖美術館づくり」サイト(www.nishinoko-art.net)をご覧ください。 |
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次に、「はなちゃんず」による、ヨシ笛演奏がありました。 ヨシ笛の音色はやっぱりいいです。 |
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そして、基調講演です。「今年のヨシフォーラムでは、景観保全の考え方を学び、周辺水域が一体的に取り組むための方策について考えよう」ということで、講師として登場したのは京都大学大学院工学研究科教授の樋口忠彦さんです。 講演の中でいくつか気になった言葉がありました。 |
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“景色”とは個人の体験なので、その体験をみんなのものとして共有にしないと、いつの間にかなくなってしまう。
共有するための表現手段は、口伝え、俳句、絵、小説など。 |
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特別なものではなく、馴染みのある景色、身近な景色を大切にする。 地域にふさわしい景色の育て方を考える。 地域の景色がもっている、多様な資源、多様な可能性を将来に渡せるように、将来の世代のことも考えて、持続可能な景色づくりを行なう。 |
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自然と人間には隔てがない。
山、川と一体となった国、安土は理想の国。 お聞きしているうちに、日本特有の自然、とくに“四季”と“農”は、日本の文化そのものだな、とつくづく思いました。 |
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あ、東近江水環境自治協議会会長の西川さんだ! 「ヨシと環境フォーラム」は1年の終わりにありますが、西川さんの商いであるヨシ業にとっては、12月がスタートの月ですね。 |
(つづく) |